2021
12.31

TGジグヘッド作成

商品紹介

タングステンジグヘッドの作成方法をまとめてみました。

インターネットで購入したタングステンビーズ(縦スリット)は、3.8mm、4.6mm、5.6mm、6.4mm、7.1mmです。※2.3mm、5.1mm追加
アジングやメバリングで使用するには、このくらいのサイズを揃えておきたいところです。
ハンダ付けする場合のタングステンビーズは、ゴールドを使用し、ブラック及び無塗装はハンダが馴染みにくいと言われています。

ランダムに取り出したタングステンビーズ10個の重量及び平均値は以下の通り。

【タングステンビーズの重量(g)】

2.3mm 3.8mm 4.6mm 5.1mm 5.6mm 6.4mm 7.1mm
1 0.11 0.46 0.78 1.00 1.30 1.84 2.54
2 0.11 0.45 0.79 0.98 1.29 1.84 2.53
3 0.10 0.48 0.78 0.97 1.23 1.83 2.53
4 0.10 0.46 0.74 0.99 1.33 1.81 2.55
5 0.11 0.47 0.74 1.00 1.33 1.86 2.55
6 0.10 0.47 0.74 0.98 1.33 1.84 2.61
7 0.10 0.45 0.79 1.00 1.26 1.84 2.56
8 0.12 0.48 0.77 1.00 1.28 1.86 2.56
9 0.11 0.47 0.77 1.00 1.33 1.86 2.56
10 0.11 0.47 0.78 1.00 1.30 1.86 2.56
平均値 0.11 0.47 0.77 0.99 1.30 1.84 2.56

使用するフックは、土肥富のレンジクロスフックです。
今回は、Mサイズを使用しました。

タングステンビーズとフックをハンダで固定するのでハンダゴテと作業用の受け皿が必要です。汚れたり、焦げたりするので直接テーブルの上では作業しないように。
ハンダを使用するのが困難な場合は、2液を混ぜるタイプの接着剤やレジンで固定することも可能です。

ハンダは0.8mmか、1.0mmが使いやすく、ハンダがタングステンビーズに馴染みにくいこともあるのでフラックス(ハンダ付け促進剤)を塗るとハンダを固定しやすいです。フラックスには種類があり、どれがタングステンに適しているのかは分かりませんが私は『板金用』を使用しています。
ハンダ付けする時はフックの先が上を向くように固定しておかなければならないのでヒートクリップでフックを掴んで動かないように固定しています。なお、タングステンビーズもフックも高温になるので注意しなければなりません。

ハンダは3秒ほどで冷えて固まるのでフックの位置がズレた場合は、もう一度ハンダゴテをあてて、ハンダを融かし、フックを挟んだヒートクリップを動かして微調整します。タングステンビーズとフックを固定できれば完成です。

今回は、4.6mm、5.6mmを使用して作成しました。
固定したハンダの量にも依るのですが、参考値として完成時の重量及び平均値は以下のようになりました。
空欄は、後々作成時に埋めていきます。

【タングステンビーズにフックとハンダを足した重量(仕上がり重量)(g)】

2.3mm 3.8mm 4.6mm 5.1mm 5.6mm 6.4mm 7.1mm
1 0.60 0.92 1.13 1.54 2.21
2 0.58 0.91 1.15 1.53 2.21
3 0.59 0.91 1.15 1.54 2.21
4 0.59 0.93 1.15 1.46 2.21
5 0.58 0.90 1.15 1.56 2.21
6 0.58 0.86 1.15 1.52 2.22
7 0.57 0.92 1.15 1.52 2.20
8 0.58 0.93 1.16 1.52 2.21
9 0.57 0.92 1.16 1.55 2.22
10 0.59 0.93 1.16 1.50 2.22
平均値 0.58 0.91 1.15 1.52 2.21

ここからは好みにより付け加えると良いでしょう。
1.2mmの熱収縮パイプ(夜光)を3mm程度にハサミで切断し、上記で作成したジグヘッドのフック部分に通します。

フックをペンチで掴み、フックに通した熱収縮パイプ(夜光)を1秒程度、ライターで炙ると収縮します。炙りすぎると黒く焦げてしまいます。
よく冷えてから爪で押すと収縮したパイプが移動するので、固定したい位置に瞬間接着剤で固定します。

ワームのズレ落ち防止を兼ねて、私はこの辺りに固定しています。

クリアー系のワームを付けてUVライトを照射すると発光するのでアジやメバルに対して食う場所を示すことができ、よいフッキングに繋がります。